すい臓がん
私の母は2012年春先から「腰が痛い」と言い出してました。整形外科に通院したりもしていましたが原因がわからず湿布を貼ったりして過ごしていました。
その頃から「実家の近くに引っ越ししてきて」と言われ、引っ越し先を探していました。その頃は車で10分くらいの場所に住んでいましたが、子供たちもまだ小さく 母がずーっと面倒をみてくれていました。
きっと、実家と私の住んでる所までの車の往復が辛くなっていたんだと思います。
5月3日は母の誕生日で実家でお祝いの食事をしていましたが、食事が済むと
「腰が痛く気分も悪い。もう寝るから後片付けをして帰ってね」と
6月にはかかりつけの病院で点滴を受けるようになりました。
そして、7月1日あまりの腰の痛みに耐えかねて私に病院に連れて行ってほしいと電話がありました。ちょうど仕事も休みだったので入院の準備をして病院へ向かいました。
そこは総合病院でしたが、腰が痛いため整形外科を受診したのです。整形外科の診断では腰の圧迫骨折からの痛みだろうということでしばらく入院させてもらうことになりました。
そして、翌日のことです。母から電話で先生から話があるので家族を呼んでほしいと連絡を受けました。入院してすぐにいろんな検査をして腰の痛みの原因はすい臓がんと診断されたようです。
母のすい臓がんが見つかった時には既に手遅れの状態で 延命のために抗がん剤治療もやりましたが、副作用もあり1回の点滴治療と後は飲み薬で過ごしました。
母は病院が好きで毎年の健康診断は欠かさず受けていましたが、痛みに耐えかねて病院に行った時には既に末期のすい臓がんで肝臓、肺にも転移していて手術も出来ない状況でした。
そこで、私が思ったのは 毎年健康診断を受けていても早期にがんが発見されるとは限らないんだな、と。がんが見つかる時期もその人の運命で生まれた時から決められているのかも、と。
その時から私は健康診断を受けることはありませんでした。私も胃の不調を感じてからの受診になりました。
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