胃がん抗がん剤の副作用 色素沈着編
抗がん剤治療も回数を重ねていくごとに色素沈着が起こってきます。
色素沈着も薬剤師さんからの説明では起こりにくいと説明があったのですが、乳がんの抗がん剤などと比べると少ないと意味だったのかなと思います。
私が最初に色素沈着に気が付いたのは足の裏でした。
足の裏が黒くなると同時に今までなかったシミが出てきたのです。外を裸足で歩いてきたかのような泥汚れみたいな足の裏。
これが抗がん剤による色素沈着なのか、と、思った出来事でした。抗がん剤治療を始めて4か月ぐらいから症状を確認しました。
全体的に体中が黒くなっていく感じです。
私が抗がん剤治療をしていることを知らない人からは
「日に焼けたねー」
と、言われたこともありました。
色素沈着で手が黒くなる
次第に手も泥汚れのように黒くなっていきました。
主人の手の色と比べてみました。右が主人の手、左が私の手です。
黒いですよね。しかも、指にはシミのような斑点も確認できます。
これは、抗がん剤治療を開始して9か月後に撮った写真です。この頃は点滴注射のオキサリプラチンは終わり、TS-1のみを服用中でした。
色素沈着で足も黒くなる
手よりも足の色素沈着が早く現れました。
足が黒くなるばかりではなく爪までも黒く変形してます。
爪には横シマが!
爪にも変化が現れました。胃がんになるまでは爪に縦シマが入ってましたが、抗がん剤による爪の変形は横です。
親指にはうっすらと茶色いラインが入りました。
爪はすぐに引っかかって剥がれそうなので、マニュキアを塗って補強していました。
何度も塗ったり剥がしたりを繰り返すだけで爪はダメージを負っていきます。特に抗がん剤治療中は爪もすごくデリケートです。
除光液やマニキュアも爪に優しいものを使うといいでしょう。
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こんな爪に優しいマニキュアもあるので利用してみてもいいですよね。闘病中でも爪がきれいだと気分も良くなりますね。
抗がん剤治療終了3か月後
抗がん剤治療が終わり、3か月経った手足の状態です。
色素沈着で黒くなっていた手足の色はほとんど元の色に戻りました。
手の爪は指先の方はまだ横シマが入り割れやすい状態ですが根元の方の爪はずいぶん元気な爪が生えてきてます。
足の色素沈着も収まり、肌色は元通りですが、爪の伸びも遅いのかまだまだダメージを負った部分が多いです。
治療前の健康な爪に戻るには、抗がん剤治療終了後、半年から1年くらいかかるのかもしれませんね。
抗がん剤による色素沈着に直射日光は注意
抗がん剤治療中は直射日光は避けましょう。
抗がん剤による色素沈着は直射日光を浴びるとさらに増殖します。
外出の際には直射日光を避けるように、帽子、手袋、日傘があるといいですね。服装はなるべく素肌を露出しないようにした方がいいです。
私はちょうど抗がん剤治療中が夏場だったので、外出する時は7分袖や長袖のカーディガンを羽織ったりしてました。
少しふらつくような足取りだったので両手が空くように日傘よりもつばの広い帽子をかぶるようにしていました。
つばの広い帽子に手袋は外出時の必需品です。そんな私の恰好を見て主人は「魔法使い!」と言ってからかっていましたが、色素沈着に悩むよりも日光から身を守ることが大切です。
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帽子はあご紐付きがとっても便利!私は頭が少し小さめなのですぐに風に飛ばされやすく帽子を被ることがおっくうでしたが、あご紐付きならその心配もなくとても重宝しています。
手袋は最初、指先まであるものを使っていましたが、スマホを使用する時は外さないといけなく片方なくすこともしばしば・・・。
手袋をつけていてもスマホに反応する手袋も使ってみましたが、洗濯したり長く使うとスマホに反応しなくなったりで・・・。
やはり、指先が出るタイプが一番使い勝手いいです。
指先が一番 色素沈着が現れる場所ではありますが、生活していく中で自分に一番のものを探してみるといいですね。
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