胃がんの抗がん剤治療 9回目再トライ
2020年9月3日胃がんの抗がん剤治療 9回目再トライです。
前回は好中球減少のため 抗がん剤治療を始めてスキップしました。2週間たち 好中球が回復していることを願い病院へ行きました。
血圧・・・81/40
体重・・・38.7kg
血液検査の結果、なんと!なんと!
2週間も回復に時間を費やしたにも関わらず 1000⇒700 と、さらに 好中球は下がっていました。
これでは抗がん剤治療をやることも出来ず・・・
先生曰く「さらに下がってましたね。もっと、好中球が500まで下がれば 好中球を上げる注射が出来るのですが、700だと何もできないのです。」
私「TS-1のお薬だけ再開することはできませんか?」
先生「この好中球の数値ではお薬も出すことはできません。また、2週間 様子を見ましょう。」
休薬期間を入れてこの日で3週間、さらに2週間となると5週間も抗がん剤治療ができないのです。この間に癌細胞が元気になるのではないかと。がん細胞が暴れ出し再発がとても心配になりました。
でも、好中球が増えない事には治療ができません。またまた、私は肩を落として病院を後にしました。
最後の点滴抗がん剤治療
あれから2週間後の2020年9月17日。
今日こそ ホントに最後の治療になると楽しみにこの日を迎えました。
いつものように、採血をして診察を待ちます。主人も「今日は絶対に治療ができるよ!」と励ましてくれました。
血圧・・・87/49
体重・・・38.9kg
残念なことに好中球は1000までしか回復していませんでした。好中球が1000では抗がん剤治療ができません。
さらに5週間もの間 のみ薬も点滴もしないということに私はとても不安になりました。
先生「今まで、7回の治療をやれてます。7回も8回も効果はさほど違いません。ここで8回目の治療はやめて のみ薬だけの治療に変えていいと思います」
私は先生の7回も8回も効果はあまり変わらないという言葉を信じて8回目の抗がん剤治療はやらないことにしました。
そして、この日からTS-1だけの治療になりました。
今日は点滴治療ができると信じ、主人は治療が終わる夕方に迎えに来ると一旦帰っていたので すぐに連絡して迎えに来るように頼みました。
お迎えを待っている間、お友達に抗がん剤治療断念の連絡をしていると涙があふれてきました。治療を最後までできなかった無念と そんな自分が情けないと思う気持ちと。
溢れる涙を止めることも出来ず、ぼろぼろと泣きました。
お友達の一人に看護師さんがいて その方から
「お疲れ様でした!最後までよく頑張りました!正常な骨髄が枯渇寸前まで頑張ったということですよ!
ご自身を褒めてくださいね。
母として、仕事、妻、いろんな役割を負担しながらの治療を全力で頑張ったことに変わりありません!
TS-1だけでも大変な治療です。少し残念な気持ちかもしれませんがこれからもご自愛ください。」
と、メッセージをいただきました。
読みながら、さらに涙があふれました。人目をはばからず泣きました。
こんなに涙が出たのは 胃がんと告知されてからはじめての事でした。今、思い返しても後にも先にもこの日だけでしたね。
しかし、5週間も治療が空いたことで私の体調は日ごとに回復していました。
熱を出す日も少なくなり、体調が良い日には外出もできるようになりました。さらには食欲も出てきて少しずつご飯も食べれるようになったのです。
先生が仰るには、「味覚障害はTS-1の影響が大きい。なので、点滴治療が終わってもTS-1服用が続くので味覚障害はまだまだ改善されない。」
でも、5週間の休薬期間で味覚障害もずいぶんと良くなりました。
この日から後半年、TS-1のみの治療が開始されることとなりました。
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