naru blog

病院から突然の電話

その電話は突然かかってきました。忘れもしません。12月13日でした。胃カメラの検査から4日後。

この日は次男の大学受験のために電車で移動中で車内で着信がありました。当然ながら電話に出る事は出来ません。その先の徳山駅で電車は10分停車すると案内が。すぐにホームへ出て病院に電話しました。

先生「検査結果が出たけど、これね　入院して手術しなければいけないよ。大きい病院を紹介するからどこの病院がいいかご主人と相談して一緒に病院に来て」

すぐに車内に戻り、主人にメールしました。病院へは仕事が休日の日しか行けなく、しかも主人も一緒にとなると12月23日しか行けないよね。と。主人もそんな大事とは思ってなかったらしく、何故、胃の手術をしなきゃいけないのか？と困惑してました。

とりあえず、どこの病院に紹介してもらえばいいのか私が自宅に戻ってから相談しようとなりました。

私は次男の試験が終わり、長男と次男を一緒に住ませるアパート探しをして自宅に戻ったのは16日の夜遅くでした。その間は病気のことなどは全く考えることもなくバタバタの4日間でした。

次の日に主人と色々と相談し、国立だったら間違いないだろうという事で。病院は国立の医療センターにしました。

候補は3つ、大学病院か、市内の総合病院か、国立か。大学病院は私が拒否、総合病院は息子たち3人のお産や、卵巣膿腫の手術でお世話になっていて馴染みの病院だったのですが、母がその病院で膵臓癌を見つけてもらったものの　その時の対応に父が良い印象を持っておらず対象から外しました。

至急病院へ

すぐに病院に電話したところ

先生「待ってたよ！何しろ早く病院に来て！」

私「主人と一緒にとなると23日にしか行けないのですが」

先生「じゃ、あなた1人でいいから早く来て！今日来れない？」

私「では、夕方行きます。もしかして、私は癌ですか？」

先生「あなた本人ですよね。おそらく　そうです。すぐに大きな病院で診てもらって」

このような内容の電話でした。

この日、早めに仕事を早退して病院に行きました。病院に行くと

先生「待ってたよ。で、病院はどこに決めた？」

私「国立医療センターにしようかと…先生はどこがいいと思いますか？」

先生「国立医療センターでいいと思いますよ。年内に医療センターの先生と引き合わせないと私は安心して年を越せないよ。すぐに予約を入れます。」

私「お願いします」

この先生の言葉にただ事ではないと思いましたが、毎日の生活、仕事、家事、子供の事などで疲れ果てていたので　入院したらしばらくはゆっくりできる！と、思う方が強かったです。

医療センターの診察の予約はすぐに取れたようで、翌日に12月23日に予約が取れました。と、連絡がありました。今にして思えば、先生が無理くりねじ込んでくれたのだな。と、思います。

医療センター受診

12月23日　主人と二人で紹介状をもらって医療センターを受診しました。

先生「胃の出口部分、幽門部にがんの腫瘍があります。」

私「ステージはどれくらいですか？」

先生「それは今から検査をしてからの判断になります。もう年内に検査を入れるのは無理なので年明け早々に検査を入れます。CTとPETCT、さらに2泊3日の検査入院が必要です。都合が悪い日はありますか？」

私「土日祝は予定ありですが、平日ならいつでもいいです。」

先生「では、1月6日にCT、8日にPETCT、14、15、16日に検査入院にしましょう。」

私達は夫婦二人で美容室を経営していて　私が仕事を休むとなると主人に負担がかかることになりますが、主人も検査優先で仕事を休むことに理解してくれました。