ここでは、腸ろうに使う栄養について、栄養剤や白湯を入れる速度、栄養剤の種類を詳しくお伝えしていきます。
腸ろうに栄養剤を入れる速度
腸ろうから栄養を入れる速度は退院前に看護師さんから指導してもらうのですが、約3秒に1滴落ちるくらいの速度が理想です。
この速度を調節するのがかなり難しいです。栄養パックの中の量だったりその日の気温だったり、1パックの栄養を入れるのに早くなくなったり、遅かったりします。
途中、全く落ちなくなって止まっていることもしばしば。何度も見ながら調整が必要ですね。
あまりに腸ろうから栄養を入れる速度が速すぎると下痢を起こしてしまいます。何度も失敗しました(笑)
大体、私の経験から1パック400calで267mlの栄養を入れるのに4時間くらいかかっていました。2時間半から3時間くらいで終わらせるのがベストのような気がします。2時間以内だと下痢してました。
腸ろうに白湯を入れる速度
腸ろうから栄養を入れる前と後に白湯を入れるのですが、その速度はお医者さんが注射をする時の速度と同じです。早くても遅くても構わないですが、抵抗なくすっと入る速度がいいですね。
この時の白湯の温度には気を使ってください。白湯の温度がそのままあ仲の中に入るので、体温と同じくらい40度くらいがちょうどいいです。ほんの少し温かいと感じるくらいが適温だと思いますよ。
腸ろうの栄養剤の種類
私の腸ろうの栄養剤はネスレのアイソカルサポートを使っていました。
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1袋で400キロカロリーの栄養補給が出来ます。
食事がほとんど取れない時は、1日に2~3パック、800~1200キロカロリー分の栄養補給をしていました。
上記の楽天の販売店がいつも在庫があって、注文してすぐに発送してくれるので助かってました。価格も他の販売店よりも安かったですよ。
腸ろうの栄養剤ラコール
もう一つ、「ラコール」という栄養剤も使いました。
ラコールは病院から処方してもらう栄養剤なので個人で購入することはできません。処方箋を書いてもらい調剤薬局で購入します。
いつも使っているアイソカルサポートがなくなりそうになったので いつものように楽天に注文したところ、ちょうど お盆休みで発送に1週間ほどかかるという時でした。
私もお盆ということも忘れ闘病していたので、お盆で発送が遅れるという事態に慌てました。1週間も栄養が補給できないとなると命に関わると思い、病院に電話しました。
すると、病院で処方箋を出すので来てください。とのこと。
次のアイソカルサポートが到着するまでの約1週間分のラコールを処方してもらいました。
ラコールは腸ろうからでも、直接、口からでも補給できる栄養剤です。なので、味も数種類あり好きな味を選ぶことが出来ます。
私は口から栄養補給することはないと思いましたが、とりあえず、ミルク味をお願いしました。
お値段もアイソカルサポートより安かったのですが、緊急時じゃないと病院で処方箋を書いてもらうことはできません。
ラコールを使う時はネオフィードの栄養セットの容器が必要でした。下の写真の容器にラコールを移し替えて栄養を入れてました。
腸ろうから栄養補給する方法は慣れるととても簡単ですが、栄養を入れる速度の調整が一番難しいです。
でも、食事がとれない時はとても頼りになるので大事に使っていくといいですね。
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